写真は何かを伝える手段のひとつ
特に最近はインスタグラムなどの写真がメインのSNSもあります。ブログなどのウェブサイトでもアイキャッチは重要な要素。写真で伝えたいことを表現する技術はとても大切になってきています。
プロのカメラマンでなくてもある程度は良い写真を撮れるようになっておいたほうが間違いなく得です。
そこで今回は、良い写真を撮るために何を意識するべきかについてまとめてみます。素人でも以下の5つのポイントを意識することで良い感じの写真が撮れるようになってくると思います。
写真を撮る時に意識するべき5つのポイント
- 何を伝えたいのか
- 光
- 角度
- 構図
- 道具
何を伝えたいのか
例えば旅行中、風景がキレイだったことを伝えたいなら風景を撮り、自分がそこに行ったことを伝えたいなら自分と風景が入るように撮りますよね。
何を伝えたいかで撮り方は変わってきます。
不要なモノを外して撮ることで伝えたいことをより伝わりやすくしたり、
物足りなさを感じれば主題が引き立つような何かを入れてみたり、
アングルを工夫することで子供目線にしたり、動物目線にしたり、
単純に思い出の記録のためならいろいろなモノが入るように撮るのも写真を見て思い出せることが増えて話が盛り上がるかもしれません。
まずは何のための写真か、何を伝えたいかを考えます。
光
光をどう当てるかはとても重要。その場にある光を上手く使って写真を撮ります。
照明をつけるか自然光だけにするか、
撮りたいもの、カメラ、照明の位置関係はどうするか
太陽の位置によっても光の雰囲気は変わるので時間帯も考慮します。
照明は動かせるものがあるといろいろな光の当て方ができて便利ですね。
ちなみに光を反射させて被写体に当たる光を整えるレフ板は、安く簡単に自作することができます。ちょっとした小物や料理を撮る時には自作のレフ板を使って、光の当たり方を調整してみるのもいいですね。
角度
どのアングルで撮るか
普段の目線で撮るよりも、低い位置や、高い位置で撮ると印象的な写真になりやすい
ローアングル
迫力を出したり、より高さのある印象にすることができます。子供目線や小動物、昆虫目線にするためにも使われます。
ハイアングル
被写体の小ささを表現したり、全体を写してわかりやすくしたい時などに使います。
普段の目線
あえて平凡さをだして親しみや自然な感じにしたい時は普段の目線と同じ高さで撮るのも良いと思います。
構図
構図を工夫することで写真の印象は大きく変わる。いろいろな構図を知っておくと、より魅力的な写真が撮れます。
いくつかの代表的な構図を紹介しておきます。
以下の線や交点に写真のポイントを持ってくることで、バランスの取れた構図の写真に
日の丸構図
使いやすい構図で被写体に視線を集めることができます。
平凡で飽きやすくもなるので、被写体の魅力が足りないと平凡な写真になりやすい
魅力的な被写体に
2分割構図
2分割した中央に合わせることで安定感がでます。
横 水平線や地平線に合わせたり、水面に映る景色を使ってシンメトリーにしたり
縦 シンメトリーな被写体の中央に合わせたり
三分割法
日の丸構図や2分割構図は平凡になりやすかったりもします。三分割法だと主題の被写体が中心から外れてバランスも取れた位置なので、面白みがあってバランスも良い写真になりやすい
交点に主題を置いてみたり、線に景色の境目などポイントとなる場所を合わせてみたり
レイルマン比率
写真家の中井精也さんが考案した構図
4分割に近いですね。3分割よりも被写体が外寄りになります。メインの被写体以外が占める面積が広くなりやすいので、まわりを使ってメインの被写体に対しての味付けがしっかりとできます。さらに表現の幅が広がりますね。
- 3分割よりも表現の幅が広がる4分割の構図
- 安定感を出すためには三角をつくった構図
- 不安定感を出すためには逆三角をつくった構図
- 左右対称や上下対象(水面を利用)のシンメトリーな構図
- 対角線を使った構図
- あえて斜めに傾けた構図
- 主題を隅に配置した構図
- 奥行きを出すための放射状の構図
- Sなどのアルファベットの形を意識した構図
- 窓や出入り口の枠を使って枠の中の景色を魅力的にしたり、景色をビルとビルの間からとってビルの隙間の景色を強調したり、囲ったり挟んだりして被写体を強調する構図
などなどいろいろな構図があります。
視線を誘導する、主題を引き立てる、強そうに見せる、可愛く見せる、安定感を出す、不安感を出すなど伝えたいことをより伝わりやすく表現できるようになります。
※今回は横向きで紹介しましたが縦長の写真を撮る場合にも使えます。
簡単に構図を決めれるグリッド
グリッドを使うことで構図が決めやすくなります。まず水平を合わせやすい
あとグリッドの交点に被写体を置いてみたりなど、交点を基準にしてみると良い配置になりやすいです。
iPhoneだと設定でグリッドを表示できます。(設定→写真とカメラ→グリッドをON)
道具
伝えたいものを際立たせるために、ちょっとした小道具を使う
遠近法を利用して手のひらの上に遠くの人が乗るような配置で撮ってみたり、指輪などで枠を作ってその中に主題の被写体を収めてみたり、うまく使うことでとてもユニークな写真になります。
ついでもあと2つ!
主題と副題
主題となる被写体が決まったらその主題を引き立てるための副題を考えます。
副題次第で主題の見え方や印象が変わってくる。建物を撮るときに副題として桜を入れれば春の季節感や暖かさを出すことができます。副題をうまく取り入れることで伝えたいことがより伝わりやすい写真になります。
あと主題と副題の割合も印象を変える重要なポイントになってきます。
引き算と時々足し算
写真に余分なものが入ってくると、主題がわかりずらくなって何を伝えたい写真がわからなくなってくる。余分なものを引いていってシンプルにすることで伝えたいことが伝わりやすい写真が撮れます。何かを伝えるための写真には引き算が有効です。
物足りなさを感じるときやその場の雰囲気を伝えたいときなど足し算すると良い場合もあります。
まとめ
撮る前にちょっと考える習慣をつけ、これらのポイントを意識すると写真はかなり変わってくると思います。色々と試してみることが大切
今回は素人なりに、写真をいい感じに撮るためのポイントを紹介させていただきました。構図なんかはいろいろ書きましたが、覚えなくてもこういうのがあるんだなと思って読んでいただければ、写真を撮るときに意識することも変わってくると思います。
僕自身、今までなんとなくで写真を撮ってきましたが、これからは構図なども意識して写真を撮るようにしてみます。写真、知れば知るほど楽しそうですね。
ポイントメモ
- 何を伝えたいのか
- 光
- 角度
- 構図
- 道具
- 主題と副題
- 引き算と時々足し算
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こういったツールもあると便利ですね。
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