自分を良くしたい、変わりたい、向上したい
そんな気持ちで自己啓発本などの本を読む方は多いと思います。
でも一冊の本で自分がはっきりと変われるかは、本ではなく人次第だと思います。
人は今までの積み重ねです。
今までと同じ選択をする方がラクです。
今までとは違う、新しい選択には強い気持ちが必要です。
だから今まで通りになりがち
今まで、学びをすぐに実践する選択をたくさんしてきた人はすぐに実践できます。
本を読んで今まで実践できなかった人は、どんな本を読んでも実践できないままのことが多いです。
でも、同じ選択をするのがラクだと思う一方、
人は変わりたいとも思っています。
だから本当に実践しやすいよう簡単に気楽に行える工夫と、いつもと違う選択ができるほどのやる気を高める文章が揃えば、実践できます。
でも本はそんな親切に、自分を変えてくれるものばかりではありません。
変えてくれるほどの親切さがない本でも、良いことが書いてある本はたくさんあります。
本を読んで変われる、効果が出る本は、親切な本です。
読み手への効果は考えず、ただただ、今までの成果「考え」などを書き綴った本は親切ではないかもしれません。
でもそんな本にも、学ぶことはたくさんあります。
タイトルと内容がズレているもの
要点だけを書けば数ページで終わることを長々と本にしているもの
そういった本も評価は下がりますが、学びがあるかは別問題です。
本には著者がたくさんの労力を使ってでも伝えたかったこと、残したかったことが書かれています。
本には学びがあります。
当たり前なこと、知っていることを書いている本にだってメリットはあります。
人は積み重ねです。
当たり前のこと、知っていることでも、読めばさらにもう一段、積み重ねることができます。
本は未知ばかりでなくてもいいです。
同じ内容の本でも、著者によって表現、考え方に違いがあります。そのちょっとした違いは、同じ内容でももう一度飽きずに読むことができる新鮮さになります。同じ内容を何度も読むことで積み重ねることができます。
そして著者が違えば新しい考え方、捉え方などの発見もあると思います。
本で自分を変えたいと思うなら、いろいろな本を読んで積み重ねてくことが大切です。
こうはなりたくないなぁと思う内容の本、悪い影響がありそうな本に関しては、あまり何度も読みすぎないほうが良いとも思います。
それも読めば読むほど積み重なっていきます。
いろんな本を頭の中に積み重ねていくことで、学びが染み渡っていきます。
1冊だけよりも、たくさんの方が、偏りも少ない「学び」になります。
そうやって「学び」が染み渡ったとき、人は変われるんだと思っています。
自分を変えるために本を読むからといって、一冊で変わる必要はないと思います。
いろんな本を読み、少しずつ積み重ね、沁み渡らせていけば、
自然に、より良く変わることができると思います。
一冊の本に大きな変化は求めません。
著者の考え方のバランスを理解するようにします。
著者それぞれの考え方、捉え方を頭の中に積み重ねていくように、本を読みます。
たくさんの著者の考えを積み重ねていくと、著者たちの考え方を良いバランスで身につけることができるような気がします。
著者それぞれの考え方 と 自分の考え方 を足した、バランスのとれた個性ある考え方。
考え方が変われば、自然と行動も変わってくると思います。
まとめ
自分を変えるために本を読むときには、
良いと思う著者の考え方、物事の捉え方を染み渡らせるように読みます。
一人の著者だけでなく、良いと思う何人もの著者たちの考え方です。偏りが少なくバランスがとれます。
それを積み重ねていけば、自然と考え方自体が変わってくると思います。
考え方が変われば行動も変わります。
考え方が変わっても行動に移す勇気がない場合は、気楽に実践できるちょっとしたことを積み重ねていくと良いと思います。
積み重ねが人を変えます。
小さな変化をすこしずつ育てて大きくします。ラクに変わっていけると思います。
自分を変える目的で本を読むときの「本に対する意識の持ち方」について、思っていることを書いてみました。